この記事では、知的財産管理技能検定の過去問をベースに簡単な解説を付けていきます(筆者が解いて、間違えた問題を元にしています。)。
著作権法を見ていきましょう!
なお、過去問は知的財産管理技能検定公式HPに問題と解答が掲載されており、それを引用しています。
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第38回実技問11・問12
ゲームソフト会社X社は、今年の夏にゲームソフトAの発売を予定している。X社開発部の技術者甲は、ゲームソフトAの開発に従事している。
X社法務部部員乙
「甲は、開発部のリーダーとして中心的な役割を果たし、ゲームソフトAを開発しました。一方で、ゲームソフトAの開発時における契約や勤務規則においては、著作者の取扱に関する定めはありません。わが社は、このゲームソフトAを甲に許諾を得ることなくバージョンアップすることができます。」
乙の発言について、内容の適否とその理由。
解答
「発言は適切」「X社が著作者であるため」
解説
職務著作の成立要件- 法人その他使用者の発意に基づき作成されたもの
- 法人等の業務に従事する者が作成するもの
- 従業者等が職務上作成するもの
- 法人等が自己の著作の名義の下に公表するもの(コンピュータープログラムの著作物を除く)
- 作成時の契約・勤務規則その他に別段の定めがない
上記要件を満たせば、著作権、著作者人格権は法人等に帰属する(従業員等は著作者にならない。)。
まとめ
テキスト通りの論点でした。頻出論点のはずだったのに、覚えきれず…。
配点も大きいので、しっかりと覚えておくべきでした。
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