幼い頃の人間の味覚や嗅覚といった記憶は当時の思い出とともに長く記憶されていることが多いですが、タレントの有吉弘行さんが探していた記憶の中の味が、とあるテレビ番組で話題になっていましたね。
その番組はテレビ朝日系「マツコ&有吉 かりそめ天国」で、有吉さんの記憶を頼りにネットにも出てこない謎のパンを探す、という企画でした。
結果、企画の中でわずかに残った資料と当時を知る社員の記憶を頼りに「謎のパン」の再現に成功し、「スペースアポロ」としてフジパンから全国で販売されました(当時は「アポロ」という名前だったそうです。)。
フジパン「スペースアポロ」
半月型のスポンジケーキが特徴の、昔ながらの菓子パンっていうイメージです。1個当たり333kcal。
再現度が極めて高く、当時のパッケージの再現まで含めて番組内でも有吉さんとマツコ・デラックスさんの評価が高かったですね。
当時の記憶だけでここまで再現できたのも凄いですが、その後発売された復刻版が食べた人の記憶に残る、印象的な商品だったからこそ現在(販売開始が2020年10月で、2021年3月時点。)まで話題になっていると考えられます。
もう少し、間のミルク風味のクリームが多めだと嬉しかったですね。
番組内で話題になって興味を持った筆者も、発売後すぐに探しても見つからず、今年の3月ようやくスーパーでみつけて購入することができました!
半月型のスポンジケーキの間にミルク風味のクリームがサンドしてある、シンプルな菓子パンですが、クリームに入っているざらめの食感から昔懐かしの味を感じます。
さらにスポンジも固めで、キメのしっかりとした食感だったので、現代の菓子パンには無いような味わいになっているのだと考えました(ふわふわスポンジも好きですが、こういった密度のあるスポンジケーキも食べごたえがあって美味しいですね。)。
あっという間に、1つまるごと食べてしまいました。
スペースアポロは2020年11月までに販売数600万個を突破していますが、今後も番組内で記憶を辿って昭和の商品を探し、それを復刻していくといった企画があると、10~20代の若い世代からSNSなどで広がっていきそうで非常に興味深いです(昭和から令和まで、世代を越えて繋がる食文化って面白いですね。)。
なかなか販売している店舗を探すのが大変ですが、見つけたら即購入してもらって、いろいろな人に食べてみて欲しい商品でした。
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