この記事では、知的財産管理技能検定の過去問をベースに簡単な解説を付けていきます(筆者が解いて、間違えた問題を元にしています。)。
著作権法を見ていきましょう!
なお、過去問は知的財産管理技能検定公式HPに問題と解答が掲載されており、それを引用しています。
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第39回実技問38
映画製作会社X社は社外の甲を映画監督に起用し、小説家乙が執筆した小説を原作とした映画Aの製作を企画している。
X社の法務部丙と丁の会話。
丙「甲がX社に対し監督としてAの製作に参加することを約束し、Aが完成した場合、甲はAに対してどんな権利をもちますか?」
丁「?をもつことになります。」
丙「Aが完成したとき、乙はAとどのような関係となりますか?」
丁「映画の著作物の原著作物の著作者となります。」
丙「完成したAをテレビ放送するとき、乙の許諾を得る必要はありますか?」
丁「乙の許諾を得る必要があります。」
解答
映画監督甲は映画Aに対して著作者人格権をもつ。
解説
映画製作会社が社外の監督に依頼して映画を製作する場合、著作者は映画の著作物の全体的形成に創作的に寄与した者である映画監督となる(著作者人格権も帰属する。)。
著作(財産)権は映画製作会社に帰属する。
まとめ
重要論点だったのですが、時間配分を間違えた結果慌ててしまいました。
語群選択問題で失点は痛いので、先に問題を全部目を通しておくべきでしたね…。
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