2016年8月、ヤマザキ・ナビスコの看板商品「リッツ」「オレオ」などの製造が終了し、日本の消費者達の間に激震が走りました。
9月からはヤマザキビスケットから新ブランド「ルヴァン」が、2017年12月からは「ノアール」も続いて国内で製造販売されることとなったものの、当時の国民は悲しみに沈んでいたと思います。
「リッツ」「オレオ」「ルヴァン」「ノアール」それぞれの現在が気になり、改めて調べてみました。
旧ヤマザキ・ナビスコのリッツとオレオ
アメリカのお菓子のようなパッケージですね。「ORIGINAL」と書いてある点にプライドを感じます。
そもそも、リッツやオレオが製造終了した理由はなんだったのかを振り返ってみましょう。
筆者も普段からよく購入していたのに全く気づきませんでしたが、「ナビスコ」ブランドの商標を持っていたのは日本のヤマザキではなく米モンデリーズ・インターナショナルで、そのライセンス期間が終了したためにこのような発表に至ったとのことです。
ヤマザキはライセンス契約に縛られなくなり、リッツ、オレオはモンデリーズの日本法人が引き続き製造販売を行うこととなりました(リッツはインドネシア、オレオは中国で製造後、日本へ逆輸入されています。)。
6枚(標準20.4g)当たり | |
熱量 | 102kcal |
たんぱく質 | 1.5g |
脂質 | 4.8g |
炭水化物 | 13.3g |
食塩相当量 | 0.3g |
3枚(標準29.4g)当たり | |
熱量 | 147kcal |
たんぱく質 | 1.6g |
脂質 | 6.4g |
炭水化物 | 20.8g |
食塩相当量 | 0.3g |
ブランドの知名度はダントツであることは否めませんが、日本の消費者は国産へのこだわりもあり、2018年4月時点の市場シェアはルヴァン60%、リッツ40%という結果も出ています。
ヤマザキビスケットのルヴァンとノアール
ルヴァンプライムスナック。ノアールだけ箱じゃないので、売り場に並んでいると他のよりも目立ちます。
2016年9月からヤマザキ・ナビスコはヤマザキビスケットへと商号を変更し、商品のノウハウを生かしたルヴァンを製造開始しました。
最初こそ市場でのシェアはルヴァン34.4%、リッツ65.6%でしたがCM効果の影響もあったのか、ブランドスイッチも起きています。
オレオよりもサイズが大きくなりました。
デザインも桜、富士山、月桂樹、しめ縄が綺麗に施されています。
CM効果というのはもちろん、ナビスコリッツから広告を担当している女優沢口靖子さんのルヴァンプライムスナック広告への起用です(ノアールは女優広瀬アリスさんが担当しています。)。
リッツ、オレオとルヴァン、ノアールを比較してみると、形状など細かい変化はあるものの(ノアールのクッキーの模様はとても素敵ですね!)、味については比較してじっくり味わってみない限りは似通っている印象であり(ヤマザキビスケットの方が、日本人の味覚に合わせているような気がします。)、YBCは国産であるという点も昔からのファンの心を掴んだものと推察されます。
ルヴァンの成分表示
1パック25枚(標準86g)当たり | |
熱量 | 438kcal |
たんぱく質 | 5.8g |
脂質 | 21.8g |
炭水化物 | 54.8g |
食塩相当量 | 1.2g |
ノアールの成分表示
1パック9枚(標準93.6g)当たり | |
熱量 | 469kcal |
たんぱく質 | 4.8g |
脂質 | 21.5g |
炭水化物 | 64.0g |
食塩相当量 | 1.2g |
パッケージについては日本人好みに大きく変化があり、落ち着いたオシャレなデザインへと生まれ変わりました。
結局、個人の好みによります
筆者はルヴァン、ノアール派です。どちらのブランドも、おいしいことに変わりはありません。
現在も両ブランドとも流通していますので、比較しながら味わってみると面白いかもしれません。
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