秋から冬にかけて寒くなってくる時期には、温かい紅茶が飲みたくなりますよね。
紅茶の歴史は古く、紅茶の樹の原種は中国の雲南省からチベット、ミャンマーにかけての山岳地帯に自生していたとされ、それが17世紀にヨーロッパに伝わり18世紀にはイギリスの貴族社会にすっかり定着したようです(最初は「万病に効く東洋の秘薬」という扱いだったそう。)。
日本人の紅茶とのつながりを遡ると、1791年11月、大黒屋光太夫が日本人として初めて外国での正式な茶会で紅茶を飲んだ、というエピソードがあり、ここから日本紅茶協会が1983年に11月1日を「紅茶の日」として制定しました。
そんな歴史のある紅茶を普段は当たり前のように飲んでいますが、「紅茶の日」だけは長い歴史に思いを馳せ、じっくりと味わってみようと思いスイーツとのペアリングをしてみようと思います!
便利なティーバッグを使う
筆者もかつては「丁寧な暮らし」を目指して茶葉を使って紅茶を淹れていたのですが、現在は手軽なティーバッグを使って紅茶を飲んでいます。
これまで独学で紅茶を淹れていたのですが、今回は紅茶事業最大手の一つであるリプトンのホームページに掲載されているティーバッグを使ったストレートティーの淹れ方を確認しながら美味しい紅茶を目指して何度も淹れてみました。
あらかじめ温めておいたマグカップに熱湯を注ぎ、ティーバッグを静かに入れたらだいたい1分くらい蓋をして蒸らし、ティーバッグを軽く振って取り出したら完成です(ざっくり手順をと真似してみました。)。
淹れたての紅茶は香りも良く、すっきりとした味わいですよね(ティーバッグを取り出すのを忘れて放置すると渋みが混ざるような気もしますが、濃い紅茶を飲みたいときにはあえて取り出さずに飲むこともあります…。)。
淹れたての紅茶は香りも良く、すっきりとした味わいですよね(ティーバッグを取り出すのを忘れて放置すると渋みが混ざるような気もしますが、濃い紅茶を飲みたいときにはあえて取り出さずに飲むこともあります…。)。
レモンティーやミルクティーもおいしいのですが、フードペアリングで紅茶を楽しむことをテーマとした今回はこのままストレートティーで飲んでみます(^O^)
紅茶と相性の良いフードを探してみた
アフタヌーンティーで紅茶を飲みながら食べるスイーツをイメージしながらペアリングを考えてみると、まず思いついたのが焼き菓子でした。
焼き菓子はストレートティーと合わせると、焼き菓子に含まれるバターの脂肪分がさっと流れて口がさっぱりするので、より食が進みますよね。
カフェでもスイーツメニューのメインは焼き菓子なので、ある意味理にかなっているといえるでしょう。
- ウォーカー ショートブレッドフィンガー
- ショートブレッドとはスコットランドの伝統的なバタークッキーですが、日本ではウォーカーの商品でおなじみだと思います。
- グリコ シャルウィ?バターの薫り華やぐキャラメルクッキー
- グリコから販売されているショートブレッドです。
- イトウ製菓 チョコチップクッキー
- チョコチップクッキーは紅茶とも合うのですが、やはりコーヒーと合わせたほうが良かったかもしれないです。
後は、焼き菓子の材料としても使われるナッツ類やバターが多めのパンでも合いそうです。
- 神戸屋 塩バタークロワッサン
- バターの風味が強いクロワッサンは、焼き菓子と同じくストレートティーとの相性が良かったです。
- でん六 ロカボハニーナッツ
- アーモンドやクルミなどのナッツにはちみつがかかった商品です。
ミルクティーと合わせると?
検証を続けていくうちに、バターなどの脂肪分の多いフードとペアリングするにはストレートティーの方が合わせやすいということは分かりました。
ではミルクティーで試した場合、焼き菓子と合わせるとどのような味わいになるでしょうか?
スターバックスコーヒーで通年販売しているイングリッシュブレックファーストティーラテに、アメリカンワッフルを合わせてみました(ティーラテはスターバックスの商品名であり、ティー、スチームミルク、フォームミルクを合わせたミルクティーです)。
アメリカンワッフルは発酵バターのコクと香りを楽しめる商品ですが、ティーラテのミルクと合わせるとお互いの旨味が引き出されます(この2つの組み合わせの場合は、それほど重さを感じませんでした。)。
まとめ
改めて並べてみると、「ストレートティー×バター」の組み合わせばかりのチョイスになってしまいました…。
しかし、決してミルクティーが嫌いなわけではなく、さっぱりした味わいを求めた結果が反映されたということです。
一通り試してみた結果(筆者のコンディションにもよるかもしれませんが)、ウォーカーショートブレッドのストレートティーとの相性が一番良かったかな(水分をもっていかれただけか…)?
しっかり紅茶を味わい、相性を考えながら食べるという楽しみ方ができたとも思います(^O^)
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