【御朱印巡り】No.32 花園神社



ようやく春らしい気候が続いていますね(まだひんやりする日もありますが…。)。

今年初の御朱印巡りはまだまだ冬真っ盛りの2月、新宿にある花園神社に行ってきたので、時間差で記事をまとめています。


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↓2020年神社御朱印巡りはこちらにまとめています!

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歴史


新宿といえば、伊勢丹や紀伊國屋書店新宿本店、都庁などの目印となるような高層ビルが立ち並び常に賑わっているイメージがありますが、現在のように発展を遂げた新宿を徳川家康が江戸幕府を開く以前よりずっと見守ってきたのが、この花園神社です。

この時期は梅が見頃でした。
名前負けしない、花が咲き誇る神社です。

新宿はもともと宿場町ではなかったのですが、藤原秀郷の末孫の内藤氏が新宿の土地を拝領し、その内藤家の屋敷前に新しい宿場町を開設したことでその地が「内藤新宿」と呼ばれるようになったとのことです。

宿場町としての新宿が栄えるとともに総鎮守として多くの人々からの信仰を集めた花園神社ですが、安政9年(1780年)と文化8年(1811年)、大火で焼失した社殿を再建するために境内に劇場を設けて見世物や演劇、踊りなど興行したことで、花園神社と芸能の縁が始まりました。

東京都神社庁ホームページによると、
  • 古来新宿の総鎮守として、内藤新宿に於ける最も重要な位置を占め来たった神社である。
  • 徳川氏武蔵国入国以前の御鎮座にして、大和国吉野山より御勧請せられたと伝えられる。


現在でも発展を続けている新宿ですが、インフラの発達と文化の発展目的で作られた都市だったのですね。

今では世界的な大都市として成長し続けているのが、本当にすごいと思います(当時の人は想像もできないほどの、著しい成長ですね。)。

境内


神社のすぐそばにビルがあるため、大鳥居から神社を覗くと現代の街並みと歴史的な空間が入り交ざっているような、不思議な光景を目にすることができます。


大鳥居。

狛犬さんにもご挨拶します。



手水舎。


灯籠がスタイリッシュでおしゃれですね。


拝殿でお参りをします。





納め大明神。
古くなった神札や神符を納める場所です。


新宿区有形文化財 唐獅子。
文政4年(1821年)に名工村田整により鋳造された銅の唐獅子は威厳たっぷりの佇まいですね。

銅製のものは珍しいような気もします。



境内神社


威徳稲荷神社の鳥居も素敵でした。


昭和3年4月頃に建てられたと伝わっているようです。


この鳥居を抜けると、なんとなく空気が変わるような感じがしますね。
お稲荷さんもかわいいです。

花園神社は、芸能浅間神社も有名です。


御祭神は木花之佐久夜毘売。
江戸時代より芝居や舞踊の興行と縁の深い神社であるため、芸能関係の奉納が多いようです(著名人の名前が多く書かれていました。)。


突然の禰󠄀豆子。
大事にされていることが伝わってきます。


浅間神社の井戸と、二宮金次郎像もあります。

二宮金次郎像といえば昔は定番でしたが、今では見ることも少なくなりましたね。
神社で目にするとは思いませんでした。

御朱印とお守り


社務所にて御朱印をいただきました。


御朱印(500円)

芸道成就守などの様々な御守りも揃っており、筆者が御朱印の受付に行ったときには外国の方(観光客でしょうか。)もいらしていました(宮司さんも英語ペラペラでビックリしました。)。


終わりに


訪れたのは2月22日(ねこの日)で、まだまだ寒かったのですが、日本人も外国人も多くの人で賑わう神社だったと思います(スーツケースを引いた人も目立っていました。)。



京都などの歴史的建造物が多い地域はもちろん日本らしい土地ですが、新宿ど真ん中に建つ花園神社も日本らしさを凝縮したような場所であり、一般的な新宿のイメージを良い意味で裏切るような場所でもあると感じました。



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