まだまだ暑い季節ですが、暦の上では秋真っ盛りです!
夏の暑さで落ちていた食欲もそろそろ増してくる頃になってきて、スーパーの食品コーナーでは秋のフルーツが目立つようになってきました。
筆者の最寄りのスーパーでは特にぶどうが多く入荷しているようで、ぶどうの産地でもない比較的小さいスーパーでもたくさんの品種を見ることができます。
9月は6日に「黒い真珠 三次ピオーネの日」、20日に「信州ワインブレッドの日」、23日に「長野県ぶどうの日」と、ぶどう関連の記念日が目白押しということでぶどうの品種を調べてみると、思った以上に大規模なぶどう市場に行き着いたのです(・o・)…。
高品質ゆえに輸出が多い
日本の食料自給率が低いことはよく知られていますが、ぶどうも例外ではありません。
種なしピオーネ。
アメリカやチリ、オーストラリアなどから毎年何万トンものぶどうを輸入していますが、やはり国土やぶどう畑の広さが日本と比べて圧倒的に違いますよね。
ただ、日本のぶどうの品質は海外からの評価が高く、香港や台湾、シンガポールなどへ多く輸出され、さらに輸出拡大を図るために品種改良も進んでいます。
ピオーネは、従来のぶどうや巨峰と同じように皮を剥いて食べます。実がジューシーですね。
贈答品としての需要が高く、ピオーネやシャインマスカットなどの高級ぶどうが人気であるらしく、品種別栽培面積の割合を見ても人気品種の台頭が目立っています。
国内でも高級ぶどうは大人気
品種改良の成果として種なしぶどうが一般的となってきていますが、今では皮ごと食べることのできる品種が当たり前のように店頭に並び、その中でもシャインマスカットはふるさと納税などでも人気となっています。
皮が薄く渋みもない、まろやかな甘みとパリッとした食感が特徴的なシャインマスカットは、自分で買うには手が出しづらいけれどプレゼントとして受け取ると嬉しいですよね(^O^)
国内では山梨県、長野県、山形県などを中心に栽培され、2006年には品種登録もされました。
上記リンクの品種詳細からも分かる通り、シャインマスカットは2種類の品種を交雑して育成した品種となっており、研究者たちの努力の賜物といえるでしょう。
シャインマスカットが生まれるまでの歴史
シャインマスカットは「ブドウ安芸津21号」と「白南」を交雑して育成したぶどうですが、「ブドウ安芸津21号」も「スチューベン」と「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の2種類から生まれた品種です。
ここからさらに遡ってルーツを調べてみようと、ブドウの家系図なるもので確認してみると、
こんなに品種が出てきました!
「安芸津21号」の先祖である「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、クレオパトラも食べたといわれていることから「果物の女王」とも呼ばれており、種はあるものの香りが特徴的なぶどうです。
一度でいいから食べてみたい品種ですが、生産量全国一位の岡山県の直売所に行けば食べられるのでしょうか…。
9月はまさにぶどうの旬であり岡山県のぶどうも出荷時期が集中しているため、旅行などで訪れる場合は今が狙い目かもしれませんね(^O^)/
まとめ
皮まで食べられるぶどうは手を汚さずに食べられるということで便利ですが、皮のゴミが出ないという観点からは環境に配慮した現代的な食べ物とも言えるかもしれません。
今後も品種改良がさらに進み、よりおいしくなったぶどうと出会える未来に期待しつつ、ぶどうライフを楽しみたいと思います。
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