全国のカフェチェーンには春夏秋冬季節毎の期間限定メニューが存在しており、カフェで季節を感じたい人や特別感を求めている人などが飛び付くように工夫された商品が展開されています。
期間限定の場合スピーディーなサイクルで展開されるため、(特に年末年始などに多いですが)早ければ2週間ほどで商品の入れ替えが行われています。
しかし、これほど入れ替わりの激しい業界にあっても、不動の地位を築く定番メニューを愛さないことには限定メニューが映えることはないのです(老舗があるから、新興勢力が目立つようなものです。)。
ここでは各チェーン店の人気定番商品を食べ比べた感想をまとめているので、レジで注文に迷ったときの参考にでもしていただけると幸いです。
スターバックスコーヒー
スターバックスは、期間限定として販売していたメニューの人気に応じてレギュラーメニューに昇格するケースも多く、スターバックスリザーブで販売されていたコールドブリューフロートもその一つです。
コールドブリューフロート(ショート・840円)
「スターバックスリザーブ®の豆で抽出したコールドブリューコーヒーに、バニラアイスクリームをトッピングしました。
お好みで混ぜると、味の変化が楽しめます。」
ショートサイズで注文しましたが、グラスが異なるのかバニラアイスクリームが写真よりもみっちりと投下されている印象です。
アイスが溶けてくると、コールドブリューと混ざりカフェラテ風の味わいになるので、味の変化が面白いです(アイスもフラペチーノほどの甘みはないので、ほんのり甘さを足したい人向けですね。)。
過去に「バレンシア」「ヘーゼルナッツ」も販売されていたようですが(トールサイズが420円…!)、もしかしてシロップのカスタマイズもできるのでしょうか。
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スターバックスにはモーニングメニューがありません。
しかし、SIZE UP MORNINGという制度を設けておりその対象となっているのがあらびきソーセージパティ&スクランブルエッグ イングリッシュマフィンです。
あらびきソーセージパティ&スクランブルエッグ イングリッシュマフィン(440円)
「全粒粉入りのイングリッシュマフィンにソーセージパティ・トマトソース・チェダーチーズ・スクランブルエッグを挟みました。
外側のさっくりした食感と、中の生地のもっちり感、全粒粉の香ばしさが特長のイングリッシュマフィンに、しっかりとした食感のソーセージパティ、とろけるようなスクランブルエッグの組み合わせはボリューム感もほどよく、朝食にぴったりのサンドイッチです。」
朝食に限らず、マフィンは小腹が空いたときにぴったりのサイズ感ですよね。
この商品は具材がたっぷりで、マフィンのさっくりモチモチ食感と意外にもトマトソースが効いていて、食欲がなくてもペロリと食べられてしまいます。
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日本全国、どの喫茶店、カフェにもおそらく置いてあるであろうチョコレートケーキも、もちろん定番メニューとしてショーケースに並んでいます。
チョコレートケーキ(520円)
「濃厚な味わいのココアチョコスポンジ生地と、なめらかでコクのあるチョコレートホイップクリームを3層ずつ重ねました。
一番下のスポンジ生地に塗ったコーティングチョコレートのかすかにパリッとする食感がアクセントになっています。
しっとりとした生地やコクのあるチョコレートなど、シンプルながらもこだわりが詰まったケーキです。
コーヒーとのペアリングもお楽しみください。」
スタバのチョコレートケーキは、濃厚なのですが後味は不思議とスッキリしていますね。
スポンジはふんわり、コーティングチョコレートのパリッと食感は控えめで、リピートしやすい味わいも特徴です。
※2024年11月7日時点の情報です。
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アメリカンワッフルも定番中の定番ですね。
アメリカンワッフル(290円)
「卵、牛乳、発酵バターを使った、豊かな風味と香りを楽しめるワッフルです。
片面にトッピングしたザラメ糖がシャリシャリとした食感のアクセントになっています。
あたためることで引き立つ、さっくり軽い食感と、香ばしさをお楽しみください。」
ワッフル生地自体がサクサクカリカリなのでザラメ糖の存在感は薄めですが、バターの風味が感じられる定番メニューですね。
チョコレートソース、キャラメルソース、はちみつのカスタマイズは無料(レジで提案してもらえることもあります。)、ホイップクリーム追加は有料カスタムとなります。
- ※ドリンクメニューのカスタマイズ一覧表ですが、参考までに確認してみてください。
スターバックスフードメニューの中では素材の味を活かしているのか、甘さ控えめな印象のワッフルなのでカスタマイズの追求も楽しみの一つです。
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タリーズコーヒー
季節限定メニューが品切れの時や少し甘いものが欲しくなった時など、何かあれば必ず注文するのがハニーミルクラテです。
ハニーミルクラテ(ショート・ホット・490円)
「コンデンスミルクが溶けあう、まろやかな甘さのカフェラテに、風味豊かなはちみつをトッピングしました。」
タリーズハニーは店頭販売もしていますが、伊藤園のオンラインショップでも販売されているようです。
このタリーズハニーが美味しいので、ハニーミルクラテがお店でおいしく飲めるのですね。
季節限定メニューはどうしても極端に甘くなりがちなため、優しい甘さのカフェラテが飲みたくなります。
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蜂蜜つながりで、ハニーウォルナッツドーナツもおいしいです!
ハニーウォルナッツドーナツ(310円)
「ふっくら軽い口あたりのドーナツに、はちみつ風味豊かな甘いグレーズをかけ、香ばしいくるみをトッピングしました。
コーヒーやエスプレッソとの相性抜群です!」
タリーズのドーナツはパンのような食感で、これ自体は好き嫌いの分かれる商品かと思います(口の中の水分を持っていかれるタイプ。)。
ただ、上にかかっているグレーズのシャリシャリとした食感とはちみつ風味の甘さが効いていますね。
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シーズン限定メニューの中にもロングセラー商品があり、絶対に忘れてはならないのがアイリッシュラテです。
アイリッシュラテ(ショート・570円)
2024年に販売15周年を迎えたメニューですが、意外にも男性に人気のようですね。
「アイルランド発祥といわれる"アイリッシュコーヒー"をモチーフにしたカフェラテです。
エスプレッソのコクと焦がしカラメルを思わせる芳醇な味わいが広がります。」
独特なほろ苦さが癖になる、ちょっと大人な雰囲気のカフェラテですね。
クリスマスシーズンのデザインカップも毎年かわいいですよね(店内飲食のため、マグカップでいただきました。)。
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ドトールコーヒー・エクセルシオールカフェ
ドトールコーヒーにも長年愛されているスイーツが多いですね。
最近リニューアルしたばかりのミルクレープも看板商品です。
ミルクレープ(440円)
「発売当初から多くのお客様に愛されているミルクレープ。
よりリッチな乳風味を感じていただけるよう北海道産生クリームを使用し、リニューアルしました。
端までやわらかくしっとりとしたクレープ生地と、甘さ控えめで乳風味豊かなホイップクリームを丁寧に重ね、くちどけに徹底的にこだわった自慢のミルクレープです。
また最上段の生地はキャラメリゼで香ばしさをプラスし、カラメル風味のナパージュで艷やかに仕上げています。」
ナパージュの艶感も美しいですが、やわらかい生地とミルク感のあるホイップクリームの相性が最高なのです。
生地とクリームの枚数が重なるほどに幸せも増えていくような、不思議な気持ちになります。
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ドトールの系列店、エクセルシオールカフェは、ドトールよりもほんの少し大人な雰囲気が特徴的です。
マグカップの縁まで注がれたアーモンドキャラメルラテは、写真からして飲んでみたくなります。
アーモンドキャラメルラテ(R・520円)
「アーモンドシロップの香ばしさと、どこか懐かしいキャラメルの風味が人気のラテです。」
アーモンドとキャラメルの相性が良く、甘さが欲しいときや作業を頑張りたいときなど、いろいろなシチュエーションで役立ちそうなドリンクです。
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カフェ・ベローチェ
黒猫のロゴマークが特徴的なカフェ・ベローチェですが、この猫はベローチェの前身「珈琲館シャノアール」のCHATNOIR(フランス語で「黒猫」)からベローチェのシンボルとなりました。
2024年6月にブランドロゴマークが刷新されたことでも話題になりましたが、伝統を大切にしているイメージも強いです。
ベイクドチーズケーキ〜北海道産チーズ使用〜(390円)
「北海道産チーズを使用した濃厚なベイクドチーズケーキです。」
クリームチーズの味わいが強いチーズケーキです。
ふんわりとやわらかめの生地がなめらかで、想像していたベイクドチーズケーキとは少し異なりましたがおいしかったです。
口に入れるとスッと溶けるように消えていくので、あっという間に食べ終わってしまいます。
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ドリンクはシンプルなラインナップですが、その中でも黒蜜オーレを飲んでみました。
黒蜜オーレ〜沖縄産黒蜜使用〜(R・410円)
「カフェオーレに沖縄産黒蜜を使用した黒蜜ソースをあわせました。
上品な黒蜜ソースのコクと甘みが、口の中に広がります。」
黒蜜を使うと、日本人にとって馴染みのある味になるというか、一気に和風になりますよね。
なぜかほっこりする、年末年始に飲みたくなる一杯だと思います。
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飽きのこない味わいが人気の秘密?
カフェメニューの王道はやっぱり普通の味なんですよね。
筆者自身も、期間限定メニューが出るとその度に目移りしがちなのですが、いつでも注文できる定番メニューの安心感は段違いです。
たまにリニューアルしたり、値上げしたりと、マイナーチェンジがあってもずっと寄り添っていきたいと思える、そんな定番メニューをずっと推していきたいと改めて思いました。
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